3月31日(月)朝倉摂先生・告別式

< 3月31日(月)のFacebookからの転載です。>
本日、朝倉摂先生の告別式でした。新聞でも報道されているように素晴らしいアーチストであり先進的で特別な女性でした。お好きな紫色の花で飾られた壇の真ん中には天皇陛下と右手に高円宮の御札が・・・

私は桑沢デザインの学生時代に絵画の授業を受け、それからはるか約30年後(2003年)に母校の桑沢塾に参加して再び「絵を描く」指導を受けることが出来たのは、たいへんな緊張感でもありましたが幸せなことでした。数年続け、その都度ただ学ぶ初心に立ち戻れた思いはとても貴重な経験で宝物です。
(その…時の写真が。デッサンの講評を受ける冷や汗タラタラの私、^^;)

講習後のみんなでワイワイの飲み会にも気楽に参加されお酒もお好きでした。
ある時はNYで舞台芸術の仕事から帰ってこられたその日にデッサンの指導に来られ、打ち上げにも出られて少し早く帰られたのを「お疲れですよね」と言いましたら、「いや、帰って絵描くから」って、そのエネルギーには本当にびっくりしたものです。朝倉先生が80歳半ば過ぎのことです。

まだ女性が社会に進出できない時代から、絵という意志をもとに長い時間かかって舞台芸術というひとつのジャンルを確立され、昨年夏までお元気で“生涯現役”でいらしたことはもちろん、いつもきれいな色のおしゃれで、仕事する女性の先達としても心より感服します。
心よりの感謝と尊敬と捧げるとともに、ご冥福をお祈りいたします。

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