Vol.26
2002/2/11UP


―――ええっと、今回のゲストはOggiの恋愛エッセイでおなじみの井原美紀さんで〜っす! 今年夏を目標に、またご本を出されるそうなー、タイトルは「離婚という名のナスティゲーム」・・・、ゲゲッツ!コワそぅ〜!。
 でも彼女は、エッセイストはほんの部分という感じで、トラベル・ライターとか、ゴースト・ライターとか(!)、広告宣伝会社のクリエィティブディレクターとか、翻訳とか、編集とか、私の出たparco.tvのプロデューサーとか。その上、バツイチで2人の子供を抱える母、という超マルチなお人なんだす〜。

Y:井原さ〜ん、お久しぶりぃ、でもないっかー。でもさ、会うたんびにきれいになるね〜!
I:や〜だぁ、センセ(彼女は私のことをそう呼ぶこともある、理由は※注)、そんなぁ〜。最近コスメの仕事が多いせいかしら〜。
Y:そう言やあ、化粧がとてもうまくなったってかな? このところ"お見合い"もしているみたいだから磨きかかってるわけ?
I:あははは〜、でもお見合いはダメだったんですよ〜。(詳しく知りたい方は、Oggi 3月号P248へ)
Y:あたり前よっ! だいたいオトコに養ってもらおうなんてタイプじゃないっしょ、アナタは〜。もっといさぎよく雄々しく生きなさいってば!
I:え〜ん! まだあきらめられないんですよぉ〜。
Y:だいたいその条件っていうのがねぇ・・・。「子供をオックスフォードに入れられるくらいの経済的余裕があって〜? 家政婦さんとコックさん付きで〜? 夜の星空を見ながら一緒に涙を流せる人〜?」なんてこと、とある雑誌で言ってなかった?(ああ、アホらし・・・)

注・彼女が私をセンセと呼ぶのは、数年前DOMANIの誌上で、彼女をイメージ・チェンジしたことがあるからです。それがきっかけで、もとは「離婚したてのちょいコンサバのキャリア主婦」だったのがめきめき磨きがかかりいい女に。そこで"センセ"っていうわけだ。最近思うんだけれど、私、"ファッション・インストラクター"ってか?

―――そして、気が付いたら仲のいいオトモダチになってしまいました。大石めも、彼女のエッセイのファンだったので紹介したりで、もう"仲間"ってかな。で、ロック好きの私はともかく、何で井原さんとエアロスミスのコンサート?

Y:ある日、一緒に仕事をした後、お茶してる時、井原さんと"好きなオトコのタイプ"の話をしていたら、いきなしSTEVEN TYLERって言うんだもん。で「キャー、私もーっ!!」って盛り上がってしまったっすよねー。でも「超・意外!」だったわ。私は、もともと"アンチ・マッチョ"というか"軟弱・情けない系"のオトコが好きだけど、あなたは"マッチョ・ハンサム・濃い系"の趣味じゃない? びっくりしたざんすー!
I:だってぇ〜、STEVENカワイイじゃな〜い、好き好き!! あの大きな厚い唇がたまらない〜!!(と、身をよじる)
Y:まあ、はっきり言って、いい年した50歳以上のオトコで彼のようにキュートでセクシーな男性は世界広しと言えど彼しかいないーっ!! ブラピが、愛する妻ジェニファーに「STEVENとだったら浮気していい」って言ったのを、日本の芸能ニュースでは「ブラピが浮気してもいいって言ったのは、不仲だからか?」って、まったく無知な報道をしていたけれど、それってホントにおバカ!! 知らなさ過ぎ〜! ブラピがSTEVENの魅力に「あいつだったら、ま、しゃ〜ないかー」だからなのに決まってるからなのにさーっ!! 世界のブラピが認めるオトコなのよっ!(と、鼻息の荒いヨコモリ)

―――そんなこと、今回の東京ドームのコンサート誘ったら、ご子息のお受験中にもかかわらず「何があっても行きます!!」という、リキ入ったRe;。2月2日、東京ドームに出かけた二人でした。

★★フリフリスタンドマイクを持ったSTEVENのキメ・ポーズのシルエットが見えるやいなや、キャーキャーワーワー!! もう当然立ち上がって声を張り上げる2人。
Y:キャー! もう2曲目に大好きな"LOVE IN AN ELEVATER"やってくれちゃうから、もういきなしガ〜ンと体温上がっちゃう〜〜!!
I:(うっとりと)カワイイ〜ィ!!
Y:うん、今回は音がすごい! 厚い! この体にくるサウンドがたまらない! しかしみんななかなかいい感じに年とってる。見かけも音もROCKの円熟ってこういうことだわ〜っ!!
I:(うっとりと)カワイイ〜ィ!!
Y:しかし、STEVENの衣裳がおしゃれ過ぎ! もっとビロビロでヘレヘレとかの他の誰にも着られないくらいのおバカな感じじゃなくっちゃ〜。
I:(うっとりと)カワイイ〜ィ!!
Y:JOE PERRYもまあ、何回もお色直ししちゃってミエミエに、マッチョにキメてくれちゃうけどやっぱカッコいいわね〜!
I:(うっとりと)カワイイ〜ィ!!
Y:STEVENって全然休まない! あんなシャウトな歌い方で動きっぱなしでよく2時間以上も。彼の声帯はどうなっとるんじゃ?!
I:(うっとりと)カワイイ〜ィ!!
Y:ああ、"DON'T WANNA MISS A THING"だわ〜。もうダメ〜!!
I:(うっとりと)カワイイ〜ィ!!

―――>終わって興奮さめやらぬドーム前の二人。今日のバッグは数年前のGUCCIにこの日のためのバッジペタペタ"エアロスミス仕様"。コンサートの時は、望遠鏡とかもあるし両手も自由なショルダーバッグがいいのだす。

―――そして、ヨコモリの長年の友人の麹町にある、シックなフレンチ・レストラン、AU BATEAU IVREに。
I:やっぱりシャンペンよね〜。STEVENにカンパ〜イ!
Y:しかしね、井原さん、アナタずっと「カワイイ〜ィ!!」しか言わなかったね・・・。
I:そうなのぉ〜、私って口語のボキャブラリー全然無いんですぅ。
Y:・・・・(結構、あきれている)。
I:でもね、ホントにSTEVENってカワイかった〜! ホテルはどこなのかしらん?
Y:おいおい! 追っかる気ですかい!!
I:追っかけの血が騒ぎますう〜。ああ、“DREAM ON”は、高校生のころバンドやっていて、初めてコピーした曲。そんで、ボーカルやっていたんですけど、音痴で音痴で、いっつも怒られていたんす。あ、センセ、もっと聞いて、聞いてぇ〜。
Y:はいはい、井原美紀のロック・ヒストリー。
I:大学生のころは、新宿2丁目の“ローリングストーン”(知る人ぞ知るかなり怪しい場所です・・・)というロック喫茶で毎週火曜日にDJやってたのぉ。当時は、カーリーヘアで全身黒づくめ、黒いマニキュアに紫の口紅なんか塗っちゃっていたんでっせー(ただし、火曜日のみ。あとは陸サーファーファッションで大学通っていました)。
Y:出たぁ〜!! 井原美紀のコスプレ・ヒストリー!
I:だからね(?)っていうかー、私ね、これじゃいけないと思った! もっとROCK!じゃなきゃいけないと思いましたー。こんなクソつまんないコンサバなカッコじゃいけないっ! 明日から"JOE PERRYの女"っていう感じでいきたいと思いますっ! センセっ、いいですか〜っ?!
Y:ううっ、ま、気持ちはわかりますが、何せお子ちゃまもいらっしゃるし、せっかくおしゃれになってきているのだから、あくまでもスピリチュアルな取り入れ方にしてくださいませね〜。アナタの場合、本気になるとコスプレになるからね・・・。

―――と、ここでは語り尽くせないほどの"はかり知れない"キャパと魅力をもつ井原美紀さんでした。これからも多分"はかり知れない"活躍をなさると思いますので、皆さまよろしくで〜〜っす!

―――>ヨコモリの"ロック・スピリット"表現はいつも身につけているシルバー・アクセ。
実はLOREE RODKINROYAL ORDERなどの"ROCK JEWELY"が多い。オトナはわからんようにやるのがシャレってもんですわ(でも大石に「ピアスの位置が、すでにPUNK!よ」と言われたが・・・)。

<――――まるでパリの街角にあるようなたたずまい。ちゃんとしているのに気取っていなくて雰囲気のいいお店です。フランス人のお客も多い。あまり他でやっていない"クスクス"もあるし、夜は¥5000〜¥10,000くらいかな。ランチもやってます。
日曜日休み・03−3261−0400

<井原さんよりのPS>
センセ、あたし、コンサートの翌日、チェーンと鍵のついた黒いタンクトップを買ってしまいました。これに革ジャンをはおり、小汚いジーンズをはこうと思っています。許して〜。
<ヨコモリよりのPS>
これが井原さんの今までイメージをくつがえすようなことにならないといいんだけれど・・・、これからのお仕事にさしさわりの無いことを祈っておりやす。

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