Vol.17

2001/6/15UP


Y:ただいまーっ!!
O:お帰りなさ〜い! どうでしたー?
Y:うん、6月のNYは初めてだったけど、めっちゃさわやかで暑くも寒くもなく最高でしたね!! いくら歩いても疲れなくて、短かかったわりには見たいとこほとんど行けたわんー。
O:それは、それは良かったざんす。そしてお買い物は?
Y:それがね、別に期待していなかったのに、そこらじゅうでセール大会! それもBERNEY'S とか、いつもは見るだけの高級デパートBERGDORF GOODMAN なんかでデザイナーもの、ブランドもの、何でもあるもの全部40%OFFだったりしたからちょっとビックリして気合い入ったっす!!
O:何を買ったかは、<part 2 >でバッチリ紹介してくださるのね。
Y:うん、フリマのチープなものからブランドものまで一挙掲載!
O:おねーたまは、どこでも買うからねー。
Y:そうさ、まず着いた日は日曜日だったので、CHELSEAあたりのフリー・マーケットに行ってみました。いやー、いろんなもんあって楽しかったあ。あつこさんはそういうとこ嫌いよね。
O:うん、アッシはそういうとこで探すの面倒くさいんすー。
Y:ふたりとも“お買い物好き”って言ったって、パターンが全然違うよね。私は「どこでも、どんな店でも入って何か探す」。
O:アッシは、「ある程度雑誌とかでチェックしておいて、目的の店しか行かない」。
Y:こないだ、それって「“男の買い物パターン”じゃないっすか?」とか、とある男性に言われてませんでしたっけ?
O:「えーっ?! そうなのおー?」って感じでしたが、ポリポリ・・・。
Y:ちゃんと“フルーツ生活”もしてたし。ホテルの隣のデリまで、毎朝カットフルーツとか、フレッシュ・グレープフルーツジュース(いずれも3〜4ドル)買いに行って、NYはすごくやりやすいね。
O:でも、おねーたまの大好きなホットドッグは食べたんっしょ?
Y:もちろん! あれ食べなくっちゃNYに来た感じがしねーっす。あいかわらずスタンドで1ドルだし。そらたまにはジャンクフードも食べないと体に悪いしさー(?)。
O:今回は、“お仕事がらみ”っていうことでしたよね?
Y:ええ、とうとうまた“デザイナー復帰”(しま〜っす!)するにあたり、私の場合やはりNY行って刺激受けてこにゃー、っていうことっす。
O:だったらお店見てまわって、ついでにショッピングもして? いいっすねー。
Y:でも帰ってきたらたいへん、ガシガシツメないと来春のスタートに間に合わないのよ〜ん!

O:何かイベントとかあった?
Y:ちょうどね、Metropolitan Museum で Jacqueline Kennedy の衣装展をやってたの。“ White House Years“ っていうタイトルでファースト・レディ時代のものばかり80点くらい。とっても素敵でした〜!!
O:当然オートクチュールばっかりでしょう?
Y:そうですね、Givency, Oleg Cassini, など有名ですが、でも見ていて思ったのは、彼女自身のテイストやキャラクターをすごく生かした服ね。とてもチャーミングで、全然ケバケバしいところがなくて、やっぱしセンスめちゃいい。40年前の服だけれど、今見てみんな「着たい!」と思うような服っていう感じだったわー。
O:あの時代って、まだ今みたいに“カジュアル”が無い時期だから、どこへ行くにもワンピースやスーツ、それに手袋なんかしてカワイイよね!
Y:うん、そういうの思っちゃった・・・。“ちゃんとした格好”って、なんかすごく新鮮、憧れるねー。
O:彼女はすごくスリムなイメージがあるけど?
Y:それがね、実物と同じサイズのマネキンだったのだけれど、意外としっかりした体型と見た、身長も170cmくらいかな。ケネディ大統領との写真や、ハンドバッグ、アクセサリーなども展示してあって、当時の雰囲気出してたっす。普通の日の昼間に行ったけど、結構混んでいて、それもフツーのおばちゃんなんかが多くて、いやーやっぱり国民的人気は今でも、という感じでした。

O:ところで、“NYのごシンセキ”とは会えたの?
Y:ええ、会えたのですよ。ミーハーして仕事場も見せてもらっちゃたし。「何で見たいの?」とか言われたけど、ひとの仕事場見るのって、なんだかすごくインスパイアされるのよね、私!
O:“ZERO LANDMINE”(地雷除去キャンペーン)で話題の、サカモト・リューイチさんです。パチパチパチ!!
Y:そうなんす。たいへん素晴らしいことをやってくださっちゃって、とにかくこのCDを買うだけで、あのおぞましい地雷が減るわけですから。わけわからない募金よりも、こういう確実に参加できるのはいいっすね。すごいゴーカなメンバーでいろんな音が入ってて、聴いてて飽きないいいアルバムです。もうベスト・チャートに入っているけれど、まだの方は是非ご協力お願いいたしまーす!

<WARNER MUSIC JAPAN ¥1400> ★サイン入り1枚・プレゼント!!( 6月30日締め切り)
O:ああらー、この写真、お食事にも行ったの? 
Y:そうそう、彼の愛娘・美雨さんもいっしょでした。最近シンガーでデビューした美雨さんもNYに住んでいて、仕事で時々東京に来る生活。今回初めて会って、いきなし私は東京の“不思議な伯母さん”の存在に・・・(?)。
O:もともとどういうご関係でしたっけ?
Y:えーっと、うちの母と龍一さんのお父さまが“いとこ同士”、だから私らは“はとこ”っていうのかな・・・? じゃ、NYまで持って行ってサインしてもらったZERO LANDMINE のCDを1枚プレゼントしま〜す! メールで、info@minx-channel.comまで、応募してね。

Y:そして、NYといえば音楽好きのヨコモリは着いたらまず TIME OUT などの情報誌をチェック。そしたらなんとー!!! PATTI SMITH 見られたんよーっつ!! VILLAGE UNDERGROUND というキタナイ小さなライブハウスでっていうのも最高!
O:それって誰・・・?
Y:あ、またこの会話だ・・・、私らの唯一合わない“音楽”のお話ねー。彼女こそ本当の“カリスマ”!! NYのロック・シーンの女王様だすー! まさかこの目で、それもNYで見られるなんて・・・(涙)。
O:ギョエーっつ、コワそー、どんな人なんだすー?
Y:“ホンモノ”っていうのはコワい化粧なんかしてないのさっ。でも見てて思ったけど、JANE BIRKIN にすごい似てるな、って。スリムだし、ナチュラルなロングヘア、お化粧とか全然してないのに耐えられるし、すんごいかっこよかった・・・(うっとり)! 私よりも年上のはずだが、もうステージなんかバリバリ。もちアルバムは持ってるけど、ライブの方が断然声もなにもかも素敵な人だったっすねー。HELMUT LANG なんかだって彼女へのオマージュのコレクションとかあったくらい。
O:どうぞどうぞ、もっとおしゃべりくださいませー。
Y:当然チケットは SOLD OUT で、当然ダフ屋もいます。一人で出かけたヨコモリは、怪しい人影を求めて“らしき人”を探す・・・、2〜3分もすると暗い感じのオニイサンが「チケットいるか・・・」などと低い声で近づいてくる。私しゃ、あのPATTI SMITH が見られるんだったら 100ドル払ってもいいな、と思ってたくらいだけど、なめられちゃあかんからニラミきかして「いくらなのさ?」って聞いたら「・・・30ドル」って! 思わず笑いそうになっちゃった。だってもとが 25ドルなんだよ! NYって物価が安いなあー、って(?)。 そんでもって、途中でRAWLY UNDERSON が入ってきたんだよ!! もう興奮、わあわあ、きゃあきゃあ!!
O:ったくー、おねーたまの“ロック・ミーハー魂”は健在ですわね。
Y:あはは! では、この次は、NYでヨコモリの買ったもの全部、公開します。また見てねー!!




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