Vol.9
2000/12/25 UPY:ところで、今世紀最後にふさわしい話題(?)にしましょうかね。
O:まったく私らの話題って、並べて見ると超・とっ散らかってるわよねー、SMAP のコンサートの話はみなさん結構ビックリして下さったみたい。
Y:ま、事実しか書きませんから。でもね、ここ数年私ら、いちばん興味あることってー。
O:神聖なところ! 神様のいるところ!
Y:そう、出雲大社、伊勢神宮、なんて、お年寄りのツアーみたいだけど行っちゃうんだよねー。
O:ああいう所でキンパツ二人思いっきり浮いているんだけれど、本人達はまるでハマっちゃったの。
Y:何でこんなことになったのかは、私の場合前から「古代人崇拝」っていうか、特に縄文人とか興味あって、その時代の人間の方が絶対現代人よりも優れてるって信じてるのね。だから“三内丸山遺跡”なんか今までの定説をくつがえす素晴らしいものだったわけじゃない? もう私としては「やっぱり! でしょー?」と、ほくそ笑んでたりして、だからといって考古学とか勉強してないけど。
O:うん、アッシは「ヒーリング」とか「エネルギー」とか、本来人間の持っている能力とかパワーにすごく興味があって本をいろいろ読んでた。
Y:うん、それそれ。人間は文明と引きかえに能力やエネルギーを失っていったってことよね。で、ある日突然とあるグループの“出雲大社”ツアー(宗教とはいっさい関係ありません)を小耳にはさんで、ババアと思われるの覚悟でなに気に「私、出雲大社って行ってみたいんだよねー」って口走ったら、あつこさんも「私も行きたいと思ってたんだー!」って。
O:で、即二人で行っちゃったのは、思えば2年前のことでした。でも何にも考えないでポッと行ったから知識不足でもっと見たいところあったわね。
Y:思いっきり知らなかったもんねー。「何県? どこにあるの? どうやって行くの?」インターネットで調べて。でもまるで何も知らない分だけ、純粋に感動できたみたいな気もしません?
O:着いてすぐの夕方、次の日にお参りするけど、辺ぴで他にすることないからちょっと行ってみようかー、って気楽に行ったら、もう空気がやたら澄んでて、すごい荘厳でいきなし二人とも口きけない状態になっちまいました。
Y:人がほとんど居なくて、でも巫女さんが“お神楽”なんか舞ってて、とにかく美しくて鳥肌が立った。社(やしろ)もいろいろあってわかんないんだけれど、打たれたのはやはりいちばん古いのだったね。でさ、知ってる? ついこないだ新聞に載ってたけど、出雲大社は「巨大高層神殿」だった説を裏付ける柱が出土したのさ。もしそうだったら地上48m(15階建てくらい!)あったんだよー!!「でしょ! でしょ! やっぱ古代人ってすごいっしょー!」って興奮しちゃった!
O:そりゃ、すごいわぁ〜。でもああいうとこ行くと、今の時代でも行きにくい辺ぴな山に囲まれた所なのに、その昔だったらもっとたいへんなのに、わざわざそこにつくるっていうのは、そこが“絶対に特別な場所”だったわけよね。
Y:うん、絶対神様居たんだよね。
O:そういうことで、その次の年は伊勢神宮へ行きやしたね。
Y:そう、私の長年の友人、歌手でフラダンサーのSANDII が、“猿田彦神社の奉納コンサート”に出演することになって「こら、ちょうどええ!」と、またもや二人で出かけた。
O:コンサートもすごい良かったわぁ。で、翌朝開門(朝の5時!)と同時に伊勢神宮にお参り。すごい寒かったんだけれど、お清めの水で手を洗って口をすすいだら全然寒さを感じなくなったし、お参り終わって夜が明けたら、なんか体中の細胞が変わったように感じたの!
Y:うん、私、あまりにきれいなので“あの世”ってこんな感じじゃないのかなぁって思った。まだ暗い中、長い参道を歩いていると玉砂利が不思議な浮遊感でトランス状態になる感じ。SANDII が信心深くて(?)「開門に行かないとダメなのよ」って、一緒に歩いてる時SANDII の持っていた水晶の玉が温かくなっちゃったり。なんかそれぞれ小さな“超常現象”アリアリ大会だったみたいね。
O:また行きたいっす!!
Y:私もー!! でもあつこさん、それからはずみがついちゃって、ヨーロッパに居る時結構いろいろ行ってるよね? かの有名なフランスの聖地“ルルド”とか。
O:そう、19世紀にマリア様が出現して奇跡を起こし「奇跡の水」で水浴したり飲んだりするの。フランス人じゃないみたいに(?)みんな親切で、すごくいい感じのエネルギーを感じるところだった。
Y:私もおみやげの「お水」飲ませていただきました。
O:うん、お水タダ。タンクに詰めてミラノに持って帰ったっす。アッシジ(イタリア・キリスト教の聖地)の聖フランチェスコ教会行った時は、何だか知らんがいきなしウルウルしてきて、しまいにゃ祭壇に向かって号泣しちまうという体験をしてしまいましたし。
Y:DOMANI のあつこさんの連載ページにも書いてあったけど「奇跡のメダル教会」(ミラノ、パリ)のマリア様のメダル、ずっとしてるね。
O:あれ、結構問い合わせあったみたいよ。やっぱり今みんなこういうこと興味あるんだわねー。
Y:そうね、私らもう日常会話レベルだもんね。
O:前は、宗教と思われたりするからあまり人前で話すのためらったけど、この頃フツーに話してるとホント興味ある人多い!
Y:私なんか、今のDOMANI 1月号に登場してるけど(180 p)、東北随一の霊場・羽黒山にお参りに行かせていただきました。こんな取材が来るなんてビックリよ、ラッキー! モチ、二つ返事で行ったわ、カラー写真きれいだから興味ある人は見てみてね。
O:やっぱりこれからは、21世紀は“精神世界”でしょー。
Y:そう、人間の脳の中がいちばん広くて深い。それを探求するためにも聖地を訪れたくなるのかもしれないわね。
O:私らの旅はつづきます、ということね。
Y:私、来年は“三内丸山遺跡”と“恐山”セットで行きたいのだ。
O:アッシは、明日からHAWAII 行ってくるっすー!!
Y:このーっ! ずい分早い冬休みじゃん。
O:だって今年は自分でビックリするくらい、ホントによくお仕事したんだも〜ん。
Y:ま、行ってらっしゃいませ〜! 私しゃ、どうせずーっと暮れもお正月も本の原稿書きですよー、だ。
O&Y:では、みなさま、また来年! 私たち相かわらずおバカもやりますが、こんなことをマジメに追求したりもしているので、ここから“よいエネルギー”を感じていただけるようガムバリま〜っす!
良いお年を〜〜〜〜!!!